空き家を手放したい! 処分はどうする? 方法・費用・代替策を徹底解説

空き家を管理し続けるのは大変ですよね。空き家を管理しておられる方や今後相続する予定の方は「空き家を手放したい」と、考えることもあるでしょう。そこで今回は、空き家を手放す方法や、その時にかかる費用について解説します。できるだけ費用をかけずに自分に合った方法で、空き家を手放す方法や対策についてもまとめているのでぜひ参考にしてみてください。

 

空き家を放置するのはデメリットが大きい!

空き家を管理するのが大変で放置してしまっている方もいるでしょう。しかし、空き家を放置すると、デメリットが大きく、リスクも伴います。具体的には以下のようなリスクがあります。

  • 放火
  • 建物の倒壊
  • 近所とのトラブル
  • 不審者が住み着く
  • 盗難
  • 資産価値が下がる

放火や盗難などの犯罪に書き込まれたり、不審者に住み込まれたりするリスクがあります。建物が劣化し、倒壊して、人がけがをしたり周囲の建物を傷つけたりする可能性も否定できません。空き家を所有している場合、しっかりと管理する必要があるのです。

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空き家を手放す方法

空き家の管理を続けるには費用と労力がかかるので、手放したいと考えるのも自然でしょう。具体的に空き家を手放す方法には以下のようなものがあります。1つずつ詳しく解説していきます。

  • 売却する
  • 不動産会社に買い取ってもらう
  • 空き家バンクの活用
  • 知人に譲る

 

売却する

空き家の売却には、具体的に以下のような方法があります。

  • 建物付きで売却する
  • 建物を壊して土地として売却する
  • リフォームした後で売却する

建物付きで売却すると、コストを低く抑えて収入が入ってきますが、売却するのに時間がかかるケースも少なくありません。特に建物が古い場合は、更地にして土地のみにしたり、リフォームしたりした方が早く売却できる場合もあります。売却する場合は、まとまったお金が手に入るメリットがあります。一方でデメリットは、売却できない可能性があることです。

空き家の売却についてさらに詳しく見る

 

不動産会社に買い取ってもらう

「買取」として、不動産会社に買い取ってもらう方法もあります。特に、売却が不可能な物件や、時間がかかりそうな物件は不動産会社に買い取ってもらうことで、早く手放せます。売却が不可能だった場合に、不動産会社に買い取ってもらうことを考慮するとよいでしょう。しかし、売却するのに比べて安い価格になるケースが少なくありません。一般的に売却の5〜8割に下がる可能性があることを覚えておきましょう。
 

空き家バンクの活用

空き家を手放すために、空き家バンクの活用を検討できます。空き家バンクとは、全国の空き家情報が載せられている、自治体が主体となって運営するシステムのことです。
空き家バンクは、仲介料や登録料が発生せず、建物の修理費を負担・補助する制度もあります。登録することで、多くの人に空き家の存在や情報を知られるため、空き家を手放しやすくなるでしょう。

空き家バンクについてさらに詳しく見る

 

知人に譲る

「譲渡」という形で、知人や親族などの第三者に無償で譲る方法もあります。無料で手放すため、収入は入ってきませんが、空き家を管理する責任はありません。早期に成立すると、固定資産税や維持費を払わなくて済むため、出費を抑えられます。特に、売却を検討したものの、買い手が見つからない場合は、譲ることも考慮に入れるとよいでしょう。

空き家の譲渡についてさらに詳しく見る

 

不要な空き家は相続放棄できる?

相続前の空き家について相続放棄できるパターンには以下のようなものがあります。

  • 共同相続人がいる
  • 他の人が相続する
  • 相続人が被相続人と離れて暮らしている

相続放棄することで、借金や固定資産税を払う必要はなくなりますが、空き家が新しい持ち主に渡るまで管理義務は残ります。「放棄する予定だから……」と、空き家を放置することはできません。新しい持ち主に渡るまでの間、労力と費用をかけて管理しなければならないことを覚えておきましょう

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空き家の処分に補助金は出る?

自治体によっては、空き家の処分に補助金が出ることがあります。例えば、崩壊しそうな状況の空き家を解体する場合や、建築年数が経過している古い空き家を解体するときに援助が出るケースも珍しくありません。一例として、群馬県沼田市では、一定の条件に当てはまる空き家を解体する際に「沼田市空き家解体補助金」を出しています。

沼田市では、空き家の安全性の低下、環境の損害、地域住民の生活環境への悪影響等の問題が深刻化する前に、自主的に解体する場合の解体費用の一部を、予算の範囲内で補助します。
引用:沼田市ホームーページ【援助額】空き家の解体工事に3分の1を掛けて得た額で上限は20万円。空き家の建築日が昭和56年5月31日以降である場合は、10万円加算される。
参考:沼田市ホームーページ

援助額や条件は自治体によって異なりますので、解体して売却することを考えている際は自治体に問い合わせましょう。

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空き家を手放す際にかかる費用

空き家を手放す際にも費用がかかります。主な出費は下記の通りです。

【空き家の家財の処分費】

  • 売却や解体前に家財を処分しておく必要がある
  • 専門会社に依頼した場合、20〜60万円かかる

【空き家の解体費用】

  • 空き家を解体して土地を売却する場合は、売却費用がかかる
  • 地域によって相場は異なるが、木造住宅の場合1坪3〜6万5000円を見ていた方が良い

【売却した際にかかる税金】

  • 空き家を売却すると「譲渡所得税」と「住民税」がかかる
  • 国や自治体が指定する条件を満たしている場合特例が適用されるケースもある

(参照:国税庁

どちらにしろ、空き家を手放す際は収入だけでなく支出も多いことを明記しておきましょう。

 

リスクも初期費用もゼロ円で空き家活用!「フリーノベーション」とは?

「空き家の管理が大変で費用もかかる」「空き家を手放すにも費用がかかる」など、空き家に関する費用について悩んでおられる方は「フリーノベーション」がおすすめです。フリーノベーションは、弊社が空き家を預かり、オーナー様の代わりにリノベーションして賃貸経営するというサービスです。弊社とオーナー様との間で、賃貸借契約を結び、転貸という形で運営します。オーナー様の負担はゼロ円。リノベーションの費用はもちろん弊社で負担し、運営する手間も要りません。空き家を手放したい方にはぴったりのサービスです。ぜひご検討ください。

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空き家を手放すコストと費用を考慮して、対策を考えよう!

空き家を放置すると、犯罪やトラブルに巻き込まれるリスクが高くなるため、しっかりと管理する必要があります。空き家を管理するのが大変なので、手放すことにした場合でも、手間と費用がかかることを覚えておきましょう。「手放したら収入になるから」と安易に考えていると、思っていた以上の出費に驚く可能性も否定できません。

所有している空き家を、手間もコストもかけずになんとかしたいと考えているのであれば、フリーノベーションを検討するのも1つの方法です。オーナー様にリノベーション費用や運営の手間などの負担をかけずに、家賃収入が入ります。無料査定も行っていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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