空き家の防犯対策はどうする? 放置する危険性やカメラなど対策方法を解説
空き家を管理する必要がある場合、防犯対策の必要性や方法についてお悩みの方もいるでしょう。犯罪に巻き込まれないためにも、空き家の防犯対策はしっかりと行っておく必要があります。今回は、空き家の防犯対策の必要性や具体的な方法について解説します。トラブルが起こる前に空き家を活用する対策も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
空き家でも防犯対策はすべき?
空き家を管理する場合、防犯対策について考慮する必要があります。人が住んでいない空き家は、周囲の目につきやすく犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性も考えられます。
空き家で起こり得る問題には以下のようなものが挙げられます。
- 放火
- 不審者の侵入
- 窃盗
- 住みつき
自分たちの知らないところで、誰かに住まれていたり、放火されたりすると思うとゾッとするのではないでしょうか。犯人は放火するつもりがなくても、不審者が残したタバコが原因で火災になる可能性も否定できません。犯罪に利用されないためにも、はやめに防犯対策をしましょう。
空き家の防犯対策
防犯対策の第一歩として、不審者から狙いにくいと思われる環境を作りましょう。同じ空き家でも、犯罪に巻き込まれやすい家とそうでない家があります。違いは、管理が行き届いているかどうかです。「警察庁の住まいる防犯110番」には下記の情報が載せられています。
引用:警察庁の住まいる防犯110番
具体的な空き家対策には以下のようなものが挙げられます。
- 防犯カメラや防犯センサーの設置
- 窓の防犯対策強化
- 狙われにくくするには管理が大切
防犯カメラや防犯センサーの設置
まずは、防犯カメラや防犯センサーを設置しましょう。防犯カメラや防犯センサーを設置する効果は下記の通りです。
- 実際に侵入しにくい
- 防犯意識の高さをアピールできる
例えば人に反応してライトが点灯するセンサーを設置すると、目立ちやすくなるため不審者が侵入しづらくなります。防犯カメラの設置には数万〜数10万円かかることがあります。センサーライトの設置費用は約1万〜数万円です。予算オーバーの場合は、ダミーを設置したり、砂利を敷き詰めて侵入した時に音が出やすくしたりして工夫できるでしょう。
窓の防犯対策強化
不審者は窓から侵入してくる確率が高いため、窓の防犯対策を強化しましょう。例えば、以下のような対策ができます。
- 窓に防犯フィルムを貼る
- 防犯ガラスに変更する
- 窓のクレセント(戸締まり用の金具)を頑丈なものに変更する
窓を簡単に破れないようにしたり、クレセントが簡単に破壊されないようにしたりして対策しましょう。防犯フィルムを貼る場合の相場は、数千円〜1万円(一般的な大きさの窓を2枚分)です。防犯ガラスにする場合は、10万〜数十万円かかることも珍しくありません。クレセントの交換を自分で行う場合、数百円〜5000円で購入できます。
狙われにくくするには管理が大切
防犯対策に加え、できるだけ定期的に家を訪れ管理をすることが大切です。頻繁に管理に来ている家は「頻繁に人が出入りしている」とアピールできるので、不審者に侵入されやすくなります。防犯対策を考えて、空き家を管理する際は、下記のポイントを押さえましょう。
- 庭の草刈りをする
- 郵便物をため込まない
- 建物を修理する
- 窓を開けて掃除をする
草刈りをしたり、壊れた場所を修理したり、ときどき窓を開けて掃除したりしていると「きちんと管理している」と不審者にも周囲にも伝わります。見晴らしもよくなり、侵入者が侵入しにくくなるでしょう。
忙しくて管理する時間がない方は、空き家管理サービスを利用するという選択肢もあります。
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不要な空き家は早めの活用がおすすめ
防犯カメラや防犯センサー、防犯ガラスなど、防犯対策を行うことでコストがかかります。また、頻繁に空き家に行って掃除するのも労力がかかります。犯罪のリスクを減らすためにも、不要な空き家の場合ははやめに活用することをおすすめします。有効活用の具体的な方法には以下のようなものが挙げられます。
- 建物ごと売却する
- 解体して売却・土地活用する
- 有効活用する
建物ごと売却する
空き家を「古屋つき土地」または「中古住宅」として、建物ごと売却する方法があります。特に築20年以上が経過している空き家は、中古住宅ではなく「古屋付き土地」とすることで売却しやすくなります。建物ごと売却するメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
- 売却するためのコストがほとんどかからない
- 中古物件を探している人からのニーズに合っている
【デメリット】
- 建物が古すぎると売却できないケースが多い
- 売れるまで空き家を管理し続ける必要がある
建物に手を入れないのでリフォーム代などのコストがほとんどかかりませんが、空き家の管理費がかかることは覚えておきましょう。
解体して売却・土地活用する
家を解体して、土地を売却したり、土地活用したりする方法もあります。土地利用の一例としては、駐車場にして貸し出すオーナーも少なくありません。家を解体して売却、土地活用するメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
- 建物ごと売却するのに比べ早く購入できるケースが多い
- 土地活用するなら収入を得られる
【デメリット】
- 売却するまでに解体費用がかかる
- 建物がある土地に比べて固定資産税や都市計画税が高くなる
家を解体する場合の費用や、その後にかかる税金など、売却前にコストがかかることを覚えておきましょう。
有効活用する
空き家をリノベーションして有効活用することもできます。賃貸として利用するだけでなく、シェアハウスやシェアオフィス、民泊など活用方法はさまざまです。有効活用するメリットとデメリットは以下の通りです。
【メリット】
- 家賃収入が入る
- 税金の支払いを家賃収入からカバーできる
【デメリット】
- リノベーションの費用がかかる
- 軌道に乗るまでに時間がかかる
- メンテナンス費用がかかる
家賃収入が入るメリットはあるものの、リノベーションやメンテナンス費用などのコストがかかることを押さえておきましょう。また、有効活用するためのプランやインテリアを考えるなど、時間や知識も必要です。
不要な空き家をコストゼロ円で活用!「フリーノベーション」とは?
「空き家を有効活用したいけど、コストも時間もない」「犯罪リスクを考えると空き家にしておきたくない」という方は、新しい空き家活用方法「フリーノベーション」をぜひご検討ください。
フリーノベーションとは、弊社に空き家をお預けいただき、弊社が空き家をリノベーション・賃貸経営するというものです。契約後のリノベーション費用は、全額弊社が負担します。そのため、オーナー様は一切の負担がかからずに、家賃収入を得られます。フリーノベーションにより、空き家が新しく生まれ変わり、利用されるため「空き家の犯罪」に関する心配もありません。さまざまな空き家の活用法のデメリットを上手にカバーしたサービスです。空き家の活用法について悩んでいらっしゃる方はぜひ、フリーノベーションをご検討ください。
空き家は防犯対策をしてしっかり管理しよう! 不要な空き家は早めの活用がおすすめ
空き家を放置しておくと、犯罪に巻き込まれるリスクが伴います。トラブルを避けるためにも、防犯カメラ・防犯センサー・防犯ガラスなどの対策をしっかりと行いましょう。また、定期的に空き家に出向き、管理することも大切です。
しかし、遠方に住んでいる、忙しいなど、空き家の管理をするのは難しい方には空き家を活用するのも効果的な方法です。「フリーノベーション」ならオーナー様への負担ゼロ、リスクを軽減して空き家を活用しながら、家賃収入が手に入ります。忙しく、空き家の管理にかかるコストを減らしたい方にぴったりです。気になる方はまず、お気軽にご相談ください。