古民家をDIYできる? 初心者でもできる作業の範囲と業者にお任せする範囲を解説

古民家を保有しているものの、よい活用方法が分からずに「古民家を再生するにはどうしたら良い?」「古民家は自分でDIYできる?」と、悩んでいる方もいるでしょう。今回は、古民家を初心者がDIYするのは可能なのかについて、できる範囲と業者に任せるべき場所に分けて解説します。DIYのリスクや代替案などについても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

初心者でも古民家はDIYできる?

初心者は、古民家のDIYができないわけではありません。DIYは時間や労力はかかりますが、いろんなアイデアを出して計画するのは楽しいものでしょう。しかし、初心者が改装を全てするのは、おすすめしません。改装する場所によっては専門スキルや知識、資格が必要なこともあるからです。初心者でも改装できる場所とそうでない場所を知ったうえで、簡単なところから挑戦しましょう。

 

初心者でも古民家DIYできる場所

初心者でも古民家DIYができるのは、資材が必要ない断熱のための簡単な作業や、床にタイルを敷くなどの作業です。

 

断熱のための簡単な作業

大々的な断熱対策はプロによるリノベーションが必要ですが、簡単な作業はDIYできます。例えば窓に断熱フィルムを貼ったり、窓の隙間を断熱テープで埋めたりできるでしょう。必要な道具と簡単な手順は、下記の通りです。

断熱フィルムの貼り付けに必要なもの

  • 断熱フィルム
  • 霧吹き
  • 定規
  • ハサミ(カッター)

窓ガラスの汚れを拭き取り、断熱シートを窓ガラスの大きさにカットします。その後、霧吹きで窓ガラスに水を吹きかけ、フィルムを密着させて貼り付けましょう。フィルムを貼る際は、空気が入らないように気をつけてください。

断熱テープ(隙間テープ)の貼り付けに必要なもの

  • 断熱テープ(隙間テープ)

サッシの隙間や窓の左右が重なる部分に、遮断テープを窓枠に貼るだけです。隙間風を防ぐことで、防寒対策ができます。断熱テープは、ホームセンターや100円均一で購入しましょう。

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床にタイルを敷く

本格的なタイルを敷くのは技術が必要ですが、フロアタイルは初心者でも比較的扱いやすい素材です。ナチュラルな木目調のものや、カラフルなものなどデザインも豊富なので古民家の雰囲気にも合わせやすいでしょう。

材料はフロアタイル、専用のボンド、圧縮用のローラー、カッターです。作業方法は床に専用のボンドを貼り、カッターで加工したフロアタイルを貼り付けてローラーで圧縮するだけと、とても簡単です。コツをつかむと、初心者でも扱えます。

ただし、床は見た目上問題がないように見えても、床下が腐食していることも考えられます。DIY後に長く使用することを考えると、プロに見てもらう方が無難でしょう。

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古民家DIYに向いていない範囲

古民家は昔ながらの方法で建てられているケースが多く、技術者でも改装が難しい現場です。初心者が扱うと、倒壊や火災、水問題が発生するリスクが高くなるでしょう。DIYに向いていない範囲には以下のようなものが挙げられます。

  • 電気関連
  • ガス関連
  • 水回り
  • 屋根など高所での作業が必要な場所
  • 間取りの変更が伴うリフォーム

 

電気関連

電気関連は、初心者が扱ってはならない範囲です。スイッチの交換、コンセントの増設、簡単な電気の配線などは「初心者でも簡単にできそう」と、感じるかもしれません。しかし、電気のスイッチ、コンセント、配線、IHキッチンを扱うには、電気工事士の資格を持っている必要があります。また、古民家の分電盤は企画が古く、中にはむき出しになっていることもあるでしょう。そのまま使用すると、火災の原因にもなりかねません。分電盤や配線そのものを全てやりかえるケースもあるため、専門家に見てもらう必要があります。

 

ガス関連

キッチンを新しくしたり、場所を移動したりするためにはガスの取り付けが必要ですが、ガスコンロにガスの接続をするのには、資格がなければなりません。そのためガス関連は、プロに任せる範囲です。厳密にいうと、キッチンの天板に埋め込まれているタイプの、ビルトインコンロタイプの交換には資格が必要ですが、テーブルコンロは資格がなくても作業できます。しかし、万が一ガス漏れを起こすと命に関わるので、プロに頼んだ方が安心です。

 

水回り

お風呂や洗面所、トイレなどの水回りをリノベーションする場合も、専門家にお願いしましょう。水回りの工事は、水道局の認定を受けている人か、資格を持っている人でなければ扱えないからです。さらに、古民家の水道管は古く、全てやり直しが必要になったり古い水道管と新しい水道管を接続したりするケースも珍しくありません。初心者が扱うと、水漏れが起こり、家がダメージを受ける可能性もあります。水漏れが起こった後で専門家に依頼すると、結果的に高くつくでしょう。

 

屋根など高所での作業が必要な場所

屋根の塗装、張り替え、雨漏り修理、雨樋の修理など、高所での作業が必要な場所も、専門家に依頼しましょう。初心者が屋根の修理をする場合、最も危険なのは落下です。大怪我をするどころか、大切な命を落としかねません。また屋根の修理は「古民家の屋根を塗装するだけの予定が、雨漏りの箇所を発見した」「断熱対策が必要であると判明した」などの問題がつきものです。専門スキルと知識が必要なため、初心者が扱うのはハードルが高すぎるでしょう。

 

間取りの変更が伴うリフォーム

古民家をリフォームする際に、壁を取り壊したり、天井をのけたりと、間取りの変更が伴う場合は特に、初心者がDIYで作業をしないことをおすすめします。知識がない初心者が作業をすると、家を支えている柱や梁を知らずに取り除いてしまうリスクが高くなるからです。その結果、耐久性がなくなり、倒壊するリスクが高くなります。古民家リフォームの際は、耐震性を強化する必要もあるため、プロによる工事が必須です

 

古民家DIYを初心者がやるデメリット

古民家をDIYすると、費用を節約できたり、出来上がるまでの過程を楽しめたり、好みのデザインに仕上げられたりと、メリットもあります。しかし、全くの初心者が古民家のDIYを実践する前に、下記のようなデメリットについて考えることも大切です。

  • 道具代・材料代・廃棄処分代をすべて含めると、結果的に高額になる場合がある
  • 危険とリスクが伴う
  • 工期が長くなる
  • 耐久性と耐震性に問題が出やすい
  • 思い通りの仕上がりにならない可能性もある

初心者がゼロからDIYをすると、費用が高くなるリスクがあるだけでなく、危険や耐久性に問題が起こりがちです。時間をかけた割には、思い通りの仕上がりにならないこともあるでしょう。業者に頼んだ方が結果的にリーズナブルで、きれいに仕上がるケースも多いのです。

古民家リフォームのポイントや費用やについてさらに詳しく見る

 

不要な古民家にお悩みの方は「フリーノベーション」がおすすめ

DIYを実践するとしても業者に委託するとしても、古民家のリノベーションをする場合に労力と費用がかかることは否めません。「不要な空き家や古民家にそんなにお金をかけられない」と、感じる方もいらっしゃることでしょう。費用をかけずにリノベーションできる「フリーノベーション」は、新たな古民家の活用方法として特におすすめです。

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