空き家を管理する方法とは? 空き家放置のリスクと空き家管理サービスについて解説

空き家を管理する方法が分からずに悩んでいませんか?空き家を放置してしまうと大きなリスクもあるので、空き家の管理方法をしっかりとチェックしましょう。今回は、空き家の管理方法や、空き家を管理せず放置するリスクについて詳しく解説します。空き家管理サービスについても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

 

空き家の管理方法

空き家を適切に管理するためには、空き家の管理方法をしっかりと知る必要があります。空き家管理でやるべきことには、以下のようなものが挙げられます。やり方や、やるべき理由を1つずつ解説していきます。

  • 室内の掃除
  • 換気
  • 庭の木や雑草の手入れ
  • 老朽箇所の発見・修繕
  • 通水

 

室内の掃除

空き家であっても、簡単な掃き掃除や掃除機だけでもいいので、室内の掃除を欠かさず行いましょう。空き家の室内は、人の出入りがないため、埃や塵が溜まりやすくなっています。衛生的に良くない環境であるのと同時に、埃や塵を放置しておくとカビや細菌が発生してしまう可能性もあるので注意が必要です。
カビや細菌は、そのままにしておくと、家の木材を腐食や不快な臭いを発生させることもあります。もし、室内の掃除を怠り、室内に害虫などが発生してしまった場合には、後の対処がより大変になることを覚えておきましょう。

古い家の虫対策についても詳しく知っておく

 

換気

空き家は当然人が住んでいないため、空気や湿気が停滞してしまいます。だからこそ、空き家の管理に訪れた時には、徹底的に空き家の換気を行いましょう。窓を開けるだけではなく、しっかりと空気の通り道をつくり、循環させるのが換気のポイントです。
また、クローゼットや押入れ、靴箱などは、換気を忘れがちな場所ですが、湿気が溜まりやすいため、空気をしっかりと循環させることをおすすめします。湿気がこもった空間は、カビが繁殖しやすくなり、カビは木材を腐食させることで家の構造体にダメージを与えてしまう恐れがあります。

 

庭の木や雑草の手入れ

マンションでしたら必要ありませんが、戸建て住宅で庭がある場合には、庭の木や雑草の手入れも行いましょう。庭の木を整え、必要ない雑草はしっかりと取り除くことが大切です。
それは、庭の木や雑草が生い茂り、周囲にも繁殖してしまう可能性があることや害虫や害獣の住処になってしまう恐れがあるためです。
周囲に悪影響を与えると同時に、近隣住民とのトラブルを引き起こしてしまう可能性もあることを覚えておきましょう。また、庭の手入れを怠ると、不法投棄や空き巣、放火などの犯罪の被害に合う可能性も高まるので、注意が必要です。

 

老朽箇所の発見・修繕

空き家の管理を行う時には、老朽箇所がないかしっかりとチェックすることが大切です。もし、老朽箇所を発見した場合には、早急に老朽箇所の修繕を行いましょう。
特に気を付けてチェックしたいのが、室内の雨漏りと外壁です。雨漏りは天気の良い日には分かりにくいのが難点ですが、雨漏りに気付かず放置してしまうとカビや木材の腐食の原因となり、家に大きなダメージを与えてしまいます。
外壁の損傷は、外観が悪くなるだけでなく、近隣に迷惑をかけてしまう可能性があるので、注意してチェックを行いましょう。

 

通水

空き家の管理をする際には、通水を忘れずに行いましょう。そのためには、空き家であっても必ず水道の契約は継続しておく必要があります。
通水は、屋内・屋外問わずキッチンや洗面台、バスルームなどすべての水道の蛇口から水を流す作業で、頻度としては月に1回以上行うのが理想です。通水を行わないと水道管の錆や水道管の破裂などの原因となります。
また、排水トラップの封水の水が蒸発してしまうと、悪臭の原因となり、そこから害獣や害虫が侵入してしまう恐れもあります。

 

空き家を管理しないことによるリスク

空き家を適切に管理しないと、さまざまなリスクを負うことになります。空き家を管理しないことによるリスクには具体的に、以下のようなものが挙げられます。

  • 近隣とトラブルになる
  • 侵入や放火など犯罪に巻き込まれる
  • 老朽化が進み価値が下がり続ける

 

近隣とトラブルになる

空き家を放置することによって、近隣とトラブルになるリスクがあります。空き家を放置すると劣化スピードが早くなり、あっという間に老朽化してしまいます。老朽化してしまうと、倒壊の危険性や火災の延焼、害虫・害獣の発生、雑草の繁殖などが懸念されます。
これらが原因となり、近隣住民とトラブルになったり、怪我や命の危険があった場合、損害賠償請求されてしまう恐れもあります。
また、景観の悪化や犯罪に巻き込まれることによるトラブルにも注意が必要です。

 

侵入や放火など犯罪に巻き込まれる

管理されていない空き家は、不法侵入や放火などのトラブルに巻き込まれる可能性が高まります。
不法侵入によって、ガラスやドアを壊されるなど内部を荒らされたり、たまり場になってしまうケースもあります。また、管理されていない空き家には、ゴミなど燃えやすいものが不法投棄されてしまう可能性が高いです。
そのため、放火犯のターゲットにされてしまう恐れがあります。放火の延焼によって、近隣住民とのトラブルに発展してしまうこともあるので、十分注意しましょう。

空き家の防犯対策についてさらに詳しく見る

 

老朽化が進み価値が下がり続ける

先述しましたが、空き家は適切に管理をしないと、劣化のスピードが早まり、どんどん老朽化が進んでいきます。空き家は、劣化とともに資産価値が下がり、老朽化した空き家は価値が下がり続けてしまうので注意が必要です。
資産価値が下がり続けた結果、売却の意思があっても買い手がつかず、維持管理の費用や手間だけがかかってしまう“負動産”となってしまう恐れがあります。また、適切に管理されておらず危険があると判断されてしまうと「特定空き家」に認定されてしまう可能性があることを覚えておきましょう。

 

空き家の管理は「空き家管理サービス」という選択肢も

自分で空き家の管理をするためには、手間や時間がかかります。手間や時間をかけずに空き家を管理する「空き家管理サービス」があるのをご存知でしょうか。ここでは、空き家管理サービスの概要や費用相場、メリットとデメリット・注意点について解説します。

 

空き家管理サービスの概要と相場

空き家管理サービスとは、有料にはなりますが、空き家の維持管理を委託できるサービスです。所有者が空き家の管理をしなくても、空き家の管理不足で近隣のトラブルや老朽化が進むなどのリスクを抑えることが可能です。

空き家管理サービスのサービス内容は、業者によって異なりますが、室内の掃除や換気、庭木・雑草の手入れ、通水など空き家管理に必要なことを任せることができます。空き家管理サービスの利用料は、サービス内容や構造、広さ、オプションの有無によって異なりますが、相場としては「5,000〜10,000円 / 月」程度となります。

 

空き家管理サービスのメリット

空き家管理サービスのメリットは、手間がかからないことと空き家の管理をプロに任せることができることです。空き家管理サービスは、空き家管理のプロなので、空き家管理に特化した専門的な技術や知識があるため、自分で管理するよりもより質の高い適切な管理を行えます。
適切な空き家管理によって、空き家の老朽化を防ぐことができるため、空き家のリスクを最大限に回避することが可能です。
万が一、空き家の劣化や破損などが見つかった場合には、被害を拡大しないためにスピーディーに対応してもらうこともできます。

 

空き家管理サービスのデメリット・注意点

空き家管理サービスの最大のデメリットは、費用がかかってしまうこと。空き家管理サービスは、有料で空き家の維持・管理を委託するサービスです。
先述した通り、空き家管理サービスの相場は月々5,000〜10,000円程度ですが、年間に換算すると60,000~120,000円程度もの出費となります。それに加えて、劣化や破損箇所がある場合には修繕費用・オプションを追加する場合にはオプション料金も必要です。
また、空き家管理サービスの中には、空き家管理の質が悪い業者もいるので、業者選びには十分注意しましょう。

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空き家は適切な管理が必要!空き家管理サービスも検討しよう

空き家の管理は、室内の掃除や換気、庭木・雑草の手入れ、通水などを定期的に行う必要があるため、どうしても手間と時間がかかってしまいます。しかし、空き家の管理をしないと犯罪やトラブルに巻き込まれるなどのリスクがあるため、空き家の管理は必要不可欠です。

「空き家の管理を行う時間がない…」という場合には、空き家管理サービスを利用することで、適切に空き家を管理することができます。また、不要な空き家は価値が下がる前に早めに活用してしまうのがおすすめです。
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