ふるさと納税の返礼品で空き家管理できる!? サービス例や注意点を解説!

ふるさと納税の返礼品に、空き家の換気や軽い掃除などを行ってくれる「空き家管理サービス」があります。今回は、ふるさと納税の返礼品「空き家管理サービス」の内容について詳しく解説します。空き家管理サービスの概要や各自治体のサービス例、注意点などについて紹介するので、参考にしてみてください。

 

ふるさと納税返礼品には「空き家管理サービス」がある

ふるさと納税は、あなたの好きな自治体に寄付をすることで、「住民税や所得税が控除される」「さまざまな返礼品を受け取れる」などメリットの多い制度です。
そのふるさと納税の返礼品に「空き家管理サービス」があるのをご存じですか?社会問題ともいえる増え続ける空き家の対策として法も整備されており、「特定空き家」に認定されてしまうと固定資産税が上がり、最大50万円の過料が科される恐れもあります。
そこで注目されているのが、ふるさと納税の返礼品による「空き家管理サービス」です。空き家管理サービスを提供している自治体も増えており、空き家を管理しきれないと悩んでいる人から注目を集めています。

空き家管理サービスの基礎知識について

 

ふるさと納税にある空き家管理サービスの例

具体的に、ふるさと納税にある空き家管理サービスにはどういうものがあるのでしょうか?ここでは、実際にふるさと納税にある各自治体の空き家管理サービスの例を4つ紹介します。

 

例1:【三重県 伊勢市】空き家管理サービス

三重県 伊勢市では、ふるさと納税の返礼品として住宅管理の専門家による空き家管理サービスを行っています。

【作業内容】
月1回約60分の作業を3か月間行います。

  • 室内:全室換気、通水、防犯確認、簡易清掃、雨漏り・カビ点検
  • 屋外:郵便受け確認、簡易清掃、建物外部目視点検、庭木の確認、管理看板設置

業界初のクラウド型空き家管理システムを採用しているため、PCやスマホで管理作業の様子を動画や写真を使った管理レポートで確認できます。

 

例2:【神奈川県 座間市】ふるさと空き家見守り隊

神奈川県 座間市では、座間市内にある空き家で、空き家管理が難しい方をサポートします。寄付金額によって、1回コース・2回コースに分かれているため、お好みなサポートを選びましょう。

【作業内容】

  • 住宅の外観(目視チェック)
  • 不法投棄の確認
  • 敷地内の草・植木の繁茂の状態確認
  • 写真付きの報告書を送付

返礼品提供事業者:座間市シルバー人材センター

空き家のチェックを行い、危険箇所などがあった場合は、行政等の連絡先などもお伝えします。

 

例3:【福岡県 太宰府市】空き家管理サービス「通換気清掃コース」

福岡県 太宰府市では、太宰府市エリアの専門家である会社が空き家の見回りや管理を行います。

【作業内容】
年4回の空き家管理サービス

  • 目視による建物外観(外壁・塗装・雨どいなど)の確認
  • 目視による草木の確認
  • ポスト内の郵便物等の管理
  • 建物周辺(敷地内)の簡易清掃
  • 部屋内の通気・換気
  • 報告書の作成と送付

返礼品提供事業者:青山地建株式会社

草木の剪定や外壁の修繕なども希望に応じて見積りを取ることも可能です。

 

例4:【鹿児島県 徳之島町】庭の清掃(草刈り)作業サービス

鹿児島県 徳之島町は、2021年7月26日に世界遺産に登録された土地です。鹿児島県 徳之島町では、ふるさと納税の返礼品として空き家や実家の庭の清掃作業を行います。

【作業内容】

  • 町内の作業施設メンバーが約2時間清掃
  • 作業前と作業後には写真を撮って報告

※木の伐採及び処分については、別途処分手数料がかかるため注意が必要です。

空き家はもちろん、高齢なご両親のいる実家へのプレゼントにもおすすめです。

 

空き家管理サービスの注意点

空き家管理サービスは、ふるさと納税を利用する場合でも、どうしても費用がかかってしまうのが難点です。サービスの内容によって費用が高額になってしまいます。
また、空き家管理サービスを利用している場合でも、空き家の劣化は防ぎきることは難しく、損傷などがあれば修繕が必要となります。
修繕の最終決定は、空き家の所有者が行わなければならず、修繕する場合にはその分の費用がかかることを理解しておきましょう。
さらに、業者によってサービスの質に差があり、中には悪徳な業者もいるということもしっかりと把握しておかなくてはなりません。

 

空き家を管理せず放置するとどうなる?

空き家が手に余り、管理をせずに放置してしまうのもめずらしいケースではありません。その場合、以下のようなリスクを負うことになるため注意が必要です。ここでは、空き家を管理せず放置するリスクについてお話しします。

  • 「特定空き家」に指定され固定資産税が上がる
  • 近隣住民とトラブルになる
  • 放火や侵入など犯罪に巻き込まれることも

 

「特定空き家」に指定され固定資産税が上がる

空き家を放置していると、「特定空き家」に指定されてしまう可能性が高いです。
通常、家が建っている場合には、土地の固定資産税・都市計画税は軽減されていますが、特定空き家に指定されてしまうと、固定資産税の「固定資産税等の住宅用地特例」が適用外になってしまいます。
固定資産税軽減の特例措置が適用されない場合、固定資産税が最大6倍になってしまい、金銭的に圧迫されてしまう恐れがあります。

空き家対策特別措置法についてさらに詳しく

 

近隣住民とトラブルになる

空き家を放置していると、空き家の倒壊や害虫・害獣の被害によって近隣住民とのトラブルが発生してしまう可能性があります。放置している空き家は、劣化が進み、老朽化することで、倒壊する危険性が高くなります。

また、人がいない家は、害虫や害獣の住処になりやすく、糞尿や死骸による臭いなど近隣住民に迷惑をかけてしまうことも少なくありません。空き家の倒壊などが原因で怪我などを負わせてしまった場合には、賠償請求をされ、一生かけて償いをしていかないといけない可能性もあるため、十分注意が必要です。

 

放火や侵入など犯罪に巻き込まれることも

放置した空き家は、周りから見ても人がいないことがわかってしまうため、放火のターゲットにされてしまったり、庭や家の状況によっては自然発火による火災の危険性もあります。
また、人がいない環境は、空き巣や不法侵入のリスクが高まり、不審者や悪徳グループなどのたまり場になってしまうこともあるでしょう。それらが原因で、治安の悪化やさらに犯罪に巻き込まれることもあるので、注意が必要です。

 

空き家は放置せず早めの活用を!負担ゼロ円の「フリーノベーション」がおすすめ

 

 

空き家の管理は、ふるさと納税の返礼品を利用する場合でも費用がかかりますが、空き家を放置してしまうとさまざまなリスクを負うことになってしまいます。
だからこそ、おすすめしたいのが“空き家の活用”です。弊社が提供するサービスである「フリーノベーション」であれば、マスターリース契約を結ぶことで、本来かかる空き家活用の高額な費用をオーナー様が負担することなく、賃貸経営ができます。

弊社負担でリノベーションして賃貸経営を行うため、費用負担はゼロ円。さらに、安定した収入を手にすることができるだけでなく、契約満了時には綺麗にリノベーションされた家が戻ってくるメリットもあります。

フリーノベーションについてさらに詳しく見る

 

ふるさと納税の返礼品で空き家をしっかり管理!使わない空き家は早めの活用を

ふるさと納税の返礼品に「空き家管理サービス」が登場しました。ふるさと納税を利用して、なかなか手が伸びない空き家の管理ができるのは大きなメリットです。
しかし、空き家管理サービスは、継続利用するためには費用がかかり、業者によってサービスの質もことなる注意点もあります。
空き家を放置してしまうと、特定空き家に指定されたり、近隣住民とのトラブルを引き起こす可能性があることも考慮しておきましょう。
空き家が手に余ると感じているなら、弊社の空き家活用サービス「フリーノベーション」を利用して空き家を活用してみませんか?無料査定も行っていますので、気になる方はぜひお問合せください。

フリーノベーションの無料査定はこちらから!