古民家再生で補助金が使える? 補助金を使ってお得にリフォームしよう!

古民家再生をする場合、さまざまな補助金制度があることをご存じでしょうか?一般的に古民家再生では、リフォーム費用がかなり高額になりがちなので、なるべくお得に古民家をリフォームしたいと考えている方も多いでしょう。そこで今回は、古民家再生で使える補助金について、詳しく解説していきます。

 

古民家リフォームに使える補助金一覧

古民家リフォームに使える補助金には以下のようなものがあります。

  • 耐震補強に関する補助金
  • バリアフリーに関する補助金
  • 省エネに関する補助金

 

耐震補強に関する補助金

50年以上前に建築されている古民家をリフォームするには、耐震補強が非常に重要となります。そのため、まずは耐震補強のために使える補助金から確認していきましょう。

 

耐震診断

古民家の耐震補強では、初めに必ず耐震診断を受けなければなりません。通常なら、耐震診断を受けるためには費用がかかりますが、古民家再生のためであれば補助金の対象となるため、無料で診断を受けることができます。

 

補強計画

耐震補強を施すためには、専門家の協力のもとで補強計画を立てる必要があります。補強計画を立てる際には、設計士などの専門家に対して費用を支払うのが一般的ですが、この費用の3分の2までは補助金でまかなうことができるようになっています。

 

補強工事

古民家の耐震補強において最も費用がかかるのが、実際の補強工事です。費用負担が大きくなりがちな補強工事についても、補助金を受け取れる制度があります。補助金の相場は、30~110万円程度と幅があり、金額の詳しい取り決めは自治体によって異なります。また、補強工事に使える補助金を受け取るためには、複数の条件をクリアする必要もあるので、事前に対象の自治体に確認をとっておいたほうがよいでしょう。

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バリアフリーに関する補助金

古民家再生では、バリアフリーに関する補助金制度も設けられています。具体的にどのような補助金制度があるのか、詳しく見ていきましょう。

 

高齢者住宅改修費用助成制度

高齢者住宅改修費用助成制度は、国で定められている補助金制度で、バリアフリー住宅へのリフォーム工事にかかった費用の9割まで(上限20万円)の補助金が受け取れます。ただし、補助金を受け取るためには、要介護認定を受けている本人が居住することなどの条件を満たしていなければなりません。

 

介護助成金制度

介護助成金制度は、それぞれの自治体において独自に定められている補助金制度です。補助金を受け取れるかどうかを決める条件は各自治体によって異なるので、対象の自治体で詳しい条件を確認してみましょう。高齢者住宅改修費用助成制度では補助金の対象外であっても、介護助成金制度なら対象となり補助金を受け取れたというケースも少なくありません。

 

省エネに関する補助金

古民家をリフォームするにあたり、省エネに関する補助金を受け取れるケースもあります。ここでは、省エネに関する2つの補助金制度を把握していきましょう。

 

既存住宅における断熱リフォーム支援事業

古民家リフォームにおいて、断熱材や断熱窓などの設備費用に対する補助金を受け取れるのが、既存住宅における断熱リフォーム支援事業です。補助金の額は、取り入れる断熱設備費用の3分の1と定められています。ただし、実際に取り入れた設備に応じてそれぞれ上限額も決められているので、事前にチェックしておいたほうがよいでしょう。

 

次世代省エネ建材の実証支援事業

古民家のリフォームで、いわゆる断熱改修もしくは調湿建材による改修を行った場合に補助金を受け取れるのが、次世代省エネ建材の実証支援事業です。この制度で受け取れる補助金の額は、改修工事にかかった費用の2分の1とされています。なお、実際に行った詳しい改修方法によって上限額が異なるので、注意が必要です。

 

古民家リノベーションには自治体の補助金が出る可能性も

古民家リノベーションでは、各自治体から独自の補助金が出る可能性があるので、ここでは3つの自治体における事例を見てみましょう。

 

石川県小松市

石川県小松市の場合、古民家を民泊や旅館などの宿泊施設として活用したり、カフェや雑貨屋などの店舗として活用したりするためのリノベーションを対象とした助成金制度があります。

 

高知県香美市

高知県香美市の場合、古民家のリノベーションにおける耐震工事費用や家財の処分費用、運搬費用などを助成するための補助金制度が設けられています。また、市内に古民家を購入し移住する人を対象とした補助金制度なども充実しています。

 

福井県福井市

福井県福井市の場合、伝統的な街並みを守りながら活用していくことを目的とした補助金制度が設けられています。例えば、古民家周辺の景観に合わせた外観にするためのリノベーション工事を行う場合、最大で140万円の補助金を受け取れるようになっています。

 

古民家再生のための事業で使える補助金

ここでは、古民家再生のための事業で使える補助金について、詳しく解説していきます。古民家を、住居ではなく何らかの事業として活用したいと考えている人は、特に知っておきたいポイントとなるでしょう。

 

事業再構築補助金とは

事業再構築補助金とは、経営状況がよくない傾向にある企業を再び立て直すために設けられている補助金制度です。例えば、新型コロナウイルスによる影響を受けて大幅に利益が下がってしまった中小企業が、再構築を目指して新たな事業の取り組みを行うために補助金を使うケースは多いでしょう。

中小企業の場合の補助率は、実際に事業の再構築にかかった費用の3分の2と定められています。そのため、なんとかして経営を立て直したいという中小企業にとっては、とてもありがたい支援金となっているはずです。

 

補助金の詳細

事業再構築補助金の対象となる具体的な費用は、建物費や大型機械の設置費用をはじめとし、運搬費用、外注費用、広告宣伝費用、研修費用など、非常に多岐にわたります。古民家再生で補助金を利用する人にとっては、建物費が対象になっているという点が大きなポイントとなるでしょう。

建物費には、事業再構築のために必要となる建物のリノベーション費用も含まれるので、補助金を使って古民家を大々的にリノベーションして事業を始めることが可能になります。

 

古民家を活用した事業例

古民家を活用してできる事業はさまざまあるので、実際によくある事業例を把握しておきましょう。

古民家事業の例

  • 宿泊施設
  • カフェ
  • シェアハウス
  • 老人ホーム
  • コワーキングスペース
  • 貸し倉庫

上記のように、古民家を活用した事例はさまざまです。どのように古民家を活用するかは、立地や建物の構造などさまざまな条件を考慮しながら決めることが大切です。

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不要な古民家のリノベーションは「フリーノベーション」の活用も手

古民家再生で受け取れる補助金はいろいろとありますが、実際に古民家事業を成功させることは決して簡単なことではありません。そこで、リスクを一切負わずに賢く古民家を活用できる「フリーノベーション」を検討してみてはいかがでしょうか?

フリーノベーションとは、弊社が借主となって古民家を預かり、弊社の費用負担でリノベーションして賃貸経営するという仕組みの活用方法です。この方法なら、古民家の所有者様が負担する費用は一切なく、むしろ毎月弊社からの家賃を受け取ることができます。さらに、弊社との賃貸契約終了後にはリノベーション済みの古民家がそのまま戻ってくるというメリットもあります。興味のある人はぜひご検討ください。

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古民家再生では補助金制度を上手く利用しよう

古民家再生のためにリフォームをする場合、利用できる補助金制度がたくさんあります。補助金制度は、国が行っているものから、各自治体が独自で行っているものまでさまざまなので、まずは利用可能な補助金制度を調べてみることから始めましょう。補助金制度を上手く利用すれば、理想とする古民家再生に手が届きやすくなるはずです。

また、もっと賢く古民家を有効活用したい場合は、フリーノベーションによる活用も非常におすすめです。無料査定も行っていますので興味を持った方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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