民泊の始め方は? いくらくらいかかる? 民泊でかかる費用について詳しく解説

民泊を始めてみたいと考えている人は増えてきているかもしれませんが、具体的な始め方が分からないといった方も多いのではないでしょうか?特に、民泊を始めるにあたってどのような費用がかかるのかという点は、多くの人が気になっているポイントといえるでしょう。そこで今回は、民泊でかかる費用について、詳しく解説していきます。

 

民泊を始める際にかかる費用

まずは、民泊を始める際にかかる費用から見ていきましょう。民泊を始める際にかかる主な費用には以下のようなものがあります。ここでは、それぞれの費用について詳しく解説していきます。

  • 物件
  • 家具など内装に関わる費用
  • 消防設備の費用
  • 日用品など消耗品
  • 家電
  • 民泊開業の届出のための費用

 

物件

民泊を始めるのに欠かせないのが、物件を用意するための費用です。既に民泊用の建物を所有していない限り、新たに物件を借りたり購入したりしなければなりません。そのためには、当然費用がかかります。民泊のための物件を賃貸で借りる場合、初期費用として50〜100万円程度かかるのが一般的です。内訳としては、初めの月の分の前家賃や、敷金、礼金などが含まれます。

なお、物件にかかる費用は、立地や建物の築年数など、さまざまな条件によって大きく変わってくるので、複数の物件を比較しながら費用を把握していくことが大切です。また、物件を借りずに購入する場合は、より高額な初期費用がかかってくる可能性が高いので、あらかじめ理解しておきましょう。

 

家具など内装に関わる費用

民泊を始める際には、家具などの内装に関わる費用もかかってきます。すべてを揃えるのにかかる費用は、物件の間取りや広さによっても変わってきますが、30〜80万円程度かかるのが通常といえるでしょう。

実際に用意すべき主な家具は、ベッドや布団などの寝具、テーブル、椅子、ソファといった大型なものから、ゴミ箱やハンガー、小物の収納家具などといった細々としたものまであります。このような家具などの内装に関わる費用は、節約しようとしすぎると見栄えの悪さや使いにくさに繋がり、宿泊客を遠ざけてしまう恐れもあるため注意が必要です。

 

消防設備の費用

民泊を始める場合、必ず消防設備を完備しなければなりません。そのため、消防設備の費用がかかるということも、きちんと把握しておきましょう。実際にかかる金額は、20〜30万円程度が一般的です。備え付けなければならない消防設備は、消防庁によって決められているので、必ず事前に確認しておきましょう。

主な設備としては、非常灯や火災報知器、消火器、誘導灯などがあります。これらの消防設備は、全てを揃えたうえで消防署にチェックしてもらい、消防署の承諾を得なければ民泊を開業することができないので、非常に重要なものといえるでしょう。

 

日用品など消耗品

民泊を始めるには、日用品などの消耗品を揃えるための費用もかかります。費用の目安としては、1万円前後として把握しておくとよいでしょう。内訳となる項目は、浴室で使用するシャンプーやリンス、ボディーソープや、洗面所で使用する石鹸類やスキンケア用品、室内に使用する防臭剤や除菌スプレーなどがあります。

このような消耗品は、民泊を始めるときにある程度まとめて用意しますが、その後も継続的にかかる費用でもあるので、あらかじめ予算をきちんと立てておきましょう。

 

家電

民泊を始めるときは、家電製品も揃える必要があります。そのため、家電を用意するための費用も把握しておきましょう。家電の用意にかかる費用は、建物の部屋数などによっても変わってきますが、10〜30万円程度かかるケースが多いでしょう。民泊を始めるのに欠かせない主な家電は、テレビや冷蔵庫、ドライヤー、電子レンジなどがあります。家電も家具と同様、費用を節約しようとしすぎると宿泊客からの評価を下げてしまうことにもなりかねないので、宿泊客目線で選ぶことも大切です。

 

民泊開業の届出のための費用

民泊を始めるにあたっては、開業の届出を行わなければならないため、その申請費用がかかることも忘れてはなりません。民泊開業の届出は、行政書士などの専門家に申請手続きを依頼するケースが多いので、その費用も考慮すると20〜30万円程度が必要となってくるでしょう。内訳としては、行政書士などの専門家へ支払う報酬のほかに、必要書類の取得費用や、申請時の手数料などがあります。

 

民泊運営にかかる費用

次に、民泊運営にかかる費用についても、解説していきます。ここでは、以下の通り4つの項目を挙げて、民泊運営にかかる費用を見ていきましょう。

  • 光熱費・通信費
  • 家賃
  • 民泊運営代行費用・人件費
  • 民泊予約サイトの利用代

 

光熱費・通信費

民泊を運営するには、光熱費や通信費が必ずかかってきます。実際にかかる費用は建物の規模によって大きく変わってくるので、広さに応じた予算を立てることが重要です。目安としては、1Kの間取りの場合は5,000〜8,000円程度、2LDKの間取りなら15,000〜20,000円程度といった金額になるでしょう。特に入浴設備を充実させる場合は、水道代やガス代が高額になりがちなので、注意が必要です。

 

家賃

物件を賃貸で借りて民泊運営を行う場合は、毎月の家賃を支払わなければなりません。具体的な金額は、物件の大きさや間取り、立地条件などによって大きく異なります。 平均的な金額を挙げるとすれば、10〜20万円程度を目安として捉えておくとよいでしょう。なお、家賃を抑えすぎると立地条件が悪くなったり、建物が古くなったりして、集客面に影響が出る可能性もあるので注意が必要です。

 

民泊運営代行費用・人件費

民泊の運営を、外部の代行会社に依頼する場合は、民泊運営代行費用がかかります。民泊運営代行費用は、実際の売上金に対して20%程度を支払うケースが多いので、それを踏まえて利用を検討してみるとよいでしょう。民泊運営は、初心者にとっては難しい作業も多いかもしれないので、スムーズな運営のためには便利なサービスです。

また、民泊を運営するにあたって従業員を雇う場合は、人件費もかかります。雇う人数や勤務時間などによって、必要な費用が決まってくるので、ほかのコストなどを総合的に見ながら金額を検討するとよいでしょう。

民泊運営代行についてさらに詳しく見る

 

民泊予約サイトの利用代

民泊の運営では、宿泊客を募るために民泊予約サイトを利用するのが一般的です。そのため、民泊予約サイトの利用代についても、運営時にかかる費用の1つとして把握しておくべきでしょう。民泊予約サイトの利用代は、実際の売上金に対して10%程度かかるケースが多くなっています。民泊予約サイトを利用することで、より手軽に宿泊客を獲得することができるので、初めて民泊を運営する場合は利用を前向きに検討してみるとよいでしょう。

 

民泊開業・運用費用を抑える方法

民泊を始めるにあたって、開業費用や運用費用を抑えたいと考える人は多いでしょう。ここでは、民泊の開業および運用費用を抑えるための方法を3つ挙げ、それぞれ詳しく解説していきます。

  • リノベーションやリフォームが少なく済む物件を選ぶ
  • 家電や家具はフリマサイトを活用
  • 民泊開業の届出を自分で行う

 

リノベーションやリフォームが少なく済む物件を選ぶ

民泊でかかる費用を抑えるには、リノベーションやリフォームが少なく済む物件を選ぶのがポイントです。築年数が古くなっていて、破損箇所や劣化箇所が多く見られる物件を選んでしまうと、リノベーションやリフォームに高額な費用がかかってしまいます。そのため、多少家賃が高くなったとしても修繕箇所が少なく済むような、比較的築年数の浅い物件を選んだほうが負担する費用は結果的に抑えられる可能性が高いでしょう。

 

家電や家具はフリマサイトを活用

民泊を始める際は、家電や家具を揃えるのに予想以上の費用がかかってしまうケースが多くあります。そのため、できるだけ費用を抑えるために、家電や家具の調達にはフリマサイトを活用することも検討してみましょう。フリマサイトでは、状態の良い家電や家具を、新品の価格に比べて大幅に安く手に入れられる可能性があります。

なかには、民泊を辞める人が民泊で必要な家電や家具を一式まとめて低価格で譲り渡してくれるサイトもあるので、上手く活用していきましょう。

 

民泊開業の届出を自分で行う

民泊開業の届出のためにかかる費用を抑えるためには、必要な申請手続きを自分で行うという方法もあります。多くの場合、民泊開業の届出手続きは、行政書士などの専門家に依頼するのが一般的です。しかし、手間はかかりますが自分で手続きを行うことも可能ではあるので、専門家に頼らずに自分で届出を行ってみてもよいでしょう。専門家への依頼費用は20万円程度が相場なので、費用を大きく節約することができるはずです。

民泊開業で活用できる補助金についても詳しく

 

施工から運営までお任せ!民泊を始めるならココミンカへ

民泊を始めるには、開業費用や運営費用としてさまざまなコストがかかります。また、費用がかかるのと同時に、各段階においていろいろな手間もかかってくるため、挑戦したい気持ちはあっても不安を抱いてしまう人は多いでしょう。そのような場合は、ぜひココミンカへご相談ください。

ココミンカなら、民泊の開業準備や届出の手続き、リノベーションの施工、管理および運営まで、すべてをお任せいただくことが可能です。ココミンカにお任せいただければ、初めての方でも安心してスムーズに民泊を開業することができます。民泊を始める際にかかる費用や手間が気になって悩んでいる人は、ぜひ一度ココミンカへお問合せください。

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民泊を始めるならかかる費用をきちんと把握しておこう

民泊を始めようと考えている場合は、具体的にどのような費用がかかるのか、きちんと把握しておくことが非常に大切です。民泊では、開業時にかかる費用や、運営を続ける際にかかる費用など、非常に多くの費用がかかります。そのため、何にどのくらいの費用がかかるのかをよく理解し、予算計画をしっかりと立てておくようにしましょう。

初めての民泊経営で、かかる費用や手間に不安を感じている場合は、ココミンカにご相談いただければ、一連の流れをすべてお任せいただけます。ぜひお気軽にご相談ください。

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