戸建をおしゃれにリノベーションするには? その費用や注意点を解説!

新築の戸建てを購入する代わりに、中古の家を購入してリノベーションしたいと希望する人も多くいます。また、所有している空き家をリノベーションして活用したいと考えている方もいるでしょう。今回は、戸建てをリノベーション際にかかる期間や費用相場、注意点などについて詳しく解説します。

 

戸建てのリノベーションにかかる期間

戸建てのリノベーションはフルリノベーションの場合、おおよそ5か月〜8か月かかります。「戸建てをリノベーションする」と決めた後、設計や工事内容に関する詳細を打ち合わせするのにかかる期間は約2か月〜3か月です。その後、工事に取り掛かりますが、工事期間に2か月〜5か月かかります。
家の規模、リノベーションする範囲、工事内容などによって、リノベーションにかかる期間は少しずつ異なります。また、工事期間中に「梅雨や台風の影響を受けた」「大型連休に引っかかった」「他の問題を見つけた」などの理由で、工事が途中で中断したり延期したりする可能性も十分に考えられます。工事が延期になる可能性も考えて、余裕を持って長めに計画しておいた方がよいでしょう。

そもそもリノベーションとは?定義について知っておく

 

戸建てのリノベーションにかかる費用相場

戸建てのリノベーションでは、新築同然にしたりグレードアップさせたりするため、家の現状を回復することを目的にしたリフォームと違って、値段が高くなる傾向です。ここでは、フルリノベーションの費用相場と、施工内容別の費用相場について見ていきましょう。

 

フルリノベーションの費用相場

家をフルリノベーションする場合、費用相場は200万円〜3000万円です。家の大きさ、築年数、建物の痛み具合などによって値段が大きく異なります。例えば、築50年以上前に建てられた古民家を改装する場合は、間取りや水回り、電気系統などのリノベーションに加え、耐震性、耐久性、断熱性、機密性などを強化する工事も必要です。

また、屋根の雨漏りや、シロアリによる被害が大きいなどダメージが大きな家は工事費が高くなるでしょう。特に古い家は、床を剥いでみて初めて問題点が見つかることも少なくありません。当初は計画していなかった工事が追加され、予定よりも高くなる場合もあり得ます。

 

施工内容別の費用相場

リノベーションする部分や規模によって工事の費用相場が異なります。屋根の修理や水回り、耐震性の工事費用は高い傾向があります。リノベーションの予算によって、どの工事ができるかイメージしておくと良いでしょう。

例えば、800万円〜1000万円がリノベーションの予算だとすると、水回り、内装、間取りの変更ができます。予算が1000万円〜2000万円だと外壁の塗装、サッシの交換、門や扉を変更まで可能であることが少なくありません。耐震強化、断熱工事などを追加したい場合は2500万円以上すると考えていた方が良いでしょう。

また、「壁付きタイプのキッチンを対面式やアイランド式に変更する」など、キッチンの位置を変更する場合は、水道の配管の工事も必要なので工事費用は高くなります。
戸建てのリノベーションは自由度が高く幅も広いですが、全て自分の希望通りに改装すると、高額になりかねません。
「今回は内装だけを集中してリノベーションし、その代わりデザイン性や、間取りに徹底的にこだわる」「外装や、耐震性、屋根の修理も必要だから、内装はシンプルなものにする」など、ある程度リノベーションの方向性を決めておくと、打ち合わせのときにスムーズです。

 

戸建てをリノベーションする流れ

戸建てのリノベーションは、一般的に以下のような流れで行います。それぞれ詳しく見ていきましょう。

  1. 物件選び
  2. 物件の購入
  3. リノベーションの会社選び
  4. リノベーションのイメージ・予算の決定
  5. 現地調査・プランの決定
  6. 施工

 

物件選び

新たな物件を購入しリノベーションする場合は、まずは物件選びを始めましょう。物件選びでは、不動産会社を介したり、ネットで見つけたりする方法があります。どちらにしても信用できる不動産会社に仲介を頼むとスムーズです。特に地域密着型の不動産会社の場合、地域の情報に詳しく、アクセスの良さや、環境など詳しく教えてもらえるため立地条件の良い物件に出会う確率が上がります。
また、理想的な物件が見つかったときに、内見調査を任せられるため安心して購入できるでしょう。客観的な意見を聞ける、メリットもあります。しかし、信頼のない不動産会社に仲介を頼むと、物件調査をせずに契約へと進む可能性があるので注意が必要です。

 

物件の購入

不動産会社に内見調査を頼み、理想的な物件が見つかったら物件を購入します。ローンを組む予定の場合は、申し込みや審査の準備などが必要です。ローンの審査では、質問されたことに対して、正直に伝えましょう。審査が通ると、物件を購入するに当たって必要な書類を準備します。不動産会社に仲介を頼むと、仲介料が発生しますが、スムーズに手続きを済ませられるでしょう。物件を購入し自分の手元に渡ると、リノベーションの準備を開始します。

 

リノベーション会社選び

リノベーションに向けて、リノベーションの会社選びをします。口コミで、知り合いを通じて頼むこともあれば、ネットで情報を得て決めることもあるでしょう。会社を選ぶに当たって「その会社が得意とする専門分野は何か」「実績が豊富にあるか」「こちらの意見をしっかりと聞いてくれるか」「アフターサービスは充実しているか」「住宅リフォーム業者団体に登録しているか」「瑕疵保険に加入しているか」などをチェックできます。
1つの会社で即決せずに、いくつか回って、信用できると感じたところに決めるとよいでしょう。不動産会社はいろいろな施工会社を知っていますので、相談するのも効果的です。

 

リノベーションイメージ・予算の決定

リノベーションを頼む会社が決まったら、打ち合わせをしてリノベーションのイメージと予算を決めます。イメージに似ている写真をいくつか用意しておくとスムーズでしょう。
例えば、「リノベーション物件事例」などと検索すると、おしゃれにリノベーションした写真と共に、工事内容、費用、かかった期間などの情報も載せられていることがあります。理想的な写真があるなら、具体的なイメージがしやすく、予算の擦り合わせもしやすいでしょう。とはいえ、予算内に収めるためには、全ての希望が叶うわけではないことも、理解しなければなりません。

 

現地調査・プランの決定

イメージと予算が決まったら、現地調査をしてブランを煮詰めます。現地に直接行ったり、オフィスで打ち合わせをしたりと何度かに渡って綿密な打ち合わせを進めます。リフォーム会社によって、おしゃれな間取りが得意、水回りが得意など、得意分野が異なりますので本当に理想通りの仕上がりになるか確認することは重要です。
現地調査の結果によっては「2つの部屋を1つにすると耐久性に問題が出る」「キッチンを移動させると予算オーバーになる」などの問題が見つかり、イメージ通りのリノベーションができないことも少なくありません。その場合は、代替案を話し合いましょう。

 

施工

プランが決定したら、施工開始です。工事に備えて、近所へ挨拶回りをすることも大切です。特に、「確実に大きな音が出ることが分かっている日」「大型トラックが行き来し道を塞ぐ可能性がある日」などは、事前に事情を話して断っておきましょう。些細なことが、近所トラブルを防げます。工事中も、業者に丸投げするのではなく、こまめに訪れ、気になることがあったら、その都度確認しましょう。「できあがったらイメージとかけ離れていた」「工事中に工事会社と近所との間でトラブルが起きていた」などの問題を避けられます。

 

戸建てをリノベーションする際の注意点

戸建てをリノベーションは、次の3つのポイントを押さえるとスムーズに進めやすくなります。トラブルを防ぎ、円滑に工事を終えるためにも、ぜひ注意しましょう。

 

仮住まいを用意しておく

リノベーションはリフォームとは違い、工期が長く、工事範囲も大きいため、家に住みながら工事をするのは難しいです。そのため、仮住まいや、家具を置く場所を用意しておきましょう。戸建てのリノベーションが完全に終わり、入居日が決まった時点で、仮住まいを退去します。当初の予定よりも工事日程が長引いた場合、仮住まいに長く留まる必要があるためです。仮住まいを早々と退去すると、工事が終わるまで住む場所を失いかねません。

 

工法と建築基準を確認

リノベーション前に、工法と建築基準について確認してください。木造の中古建ての家を大幅に改装する場合は「在来工法」という日本伝統の家づくりのものを選ぶと、リノベーションの自由度が高くなります。とはいえ、古い家だと、耐震基準を満たしていなかったり基礎や構造部分が劣化したりしている可能性も否定できません。家の工法とともに建築基準についても確認し、必要なら耐震強化や断熱材の追加などの工事も検討してください。

 

予算には余裕を持っておく

物件の購入に、仲介業者への手数料、リノベーション費用と、戸建てを購入しリノベーションするのは高額な費用が必要です。予算には余裕を持っておきましょう。特に、リノベーションの計画中にデザイン性や機能性を考慮して、いろいろなアイデアが浮かぶことでしょう。
しかし、工事中に「雨漏りや水漏れ」「シロアリの被害」などの問題が見つかり、追加工事が必要になる可能性も否定できません。万が一、追加工事が必要になったときに「予算オーバーで工事ができない」というトラブルを防ぐためにも予算には余裕を持っておく必要があります。

 

空き家は費用をかけずに活用できる「フリーノベーション」がおすすめ

すでに空き家を所有している場合「リノベーション費用が高すぎる」「リノベーション後どうやって活用したらいいのか分からない」「リノベーションが面倒」などの理由で、リノベーションを先延ばしにすることもあるでしょう。そんなときには、ココミンカの「フリーノベーション」がおすすめです。
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ポイントを押さえ、満足のいく戸建てリノベーションをしよう!

戸建て住宅をリノベーションするときには、工事期間、費用、工事内容などさまざまなことを考慮して、決定する必要があります。予算内でどれくらいの工事ができるのか、大体の相場を知っておくなら、イメージから大幅に逸れることなく理想通りのリノベーションができるでしょう。特に、予算オーバーで工事が中止になるのを防ぐためにも、予算は余裕を持っておきましょう。また、自分でも情報収集をしたり、積極的に工事現場に向かったり、近所に挨拶したりすることで、円滑に工事を進められます。
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