空き家の雑草を放置するとリスクが大きい!? リスクを回避するための対策方法を解説!
所有している空き家に庭がついている場合、雑草問題が気になるのではないでしょうか。特に夏の時期になると、あっという間に雑草が成長します。雑草を放置していると、トラブルの原因になりかねないので、管理が必要です。今回は、空き家の雑草を放置するリスクや対策法について解説します。
空き家の雑草を放置することによるトラブル
空き家の雑草は、短期間放置しただけであっという間に生い茂ります。数年間放置したならなおのこと、荒れ果ててうっそうとした場所になりかねません。空き家の庭に生えている雑草は、空き家の所有者が責任を持って除去しましょう。
空き家の雑草を放置すると、次のようなトラブルに巻き込まれる危険もあります。
- 近隣とのトラブル
- 空き巣に狙われやすくなる
- 建物の老朽化につながる
- 「特定空き家」になる可能性も
近隣とのトラブル
空き家の雑草を放置すると、近所とのトラブルが起こりかねません。生い茂った雑草が隣の家に侵入したり、害虫が発生したりするからです。さらに、見通しも悪く、不法投棄の場所になるリスクが高くなるため、安全面で心配する人もいるでしょう。近隣からクレームが来たり、損害賠償を請求されたりすることも考えられます。近所とのトラブルを減らすためにも庭を管理することは大切です。
空き巣に狙われやすくなる
空き家の雑草を放置していると、空き巣に狙われる確率が高くなります。空き巣は「見通しの悪い場所」「視覚の多い場所」を好んで侵入するためです。雑草が生い茂った庭は、簡単に隠れられるため、空き巣にとっては好都合です。さらに雑草を放置した空き家は「管理の行き届いていない家」「人の出入りがない家」と思われます。空き巣に対して「侵入しやすいですよ」というサインを出しているといっても過言ではありません。
建物の老朽化につながる
空き家の雑草を放置したままにすると、建物の老朽化が進む原因になります。庭が荒れていることで、害虫が発生することが大きな原因です。また、伸びた雑草の葉や根が排気口や、溝、雨樋を詰まらせ、水漏れが起こるリスクも高くなるでしょう。さらに、いつも湿気が充満した状態になりやすく、建物の劣化が進みます。湿気がこもっていると、シロアリも発生しやすく危険です。いざ建物を手放すことになったときや、住むことになったときに「老朽化が深刻化し価値が下がっていた」という結果になりかねません。
「特定空き家」になる可能性も
雑草の生い茂った状態が続いた空き家は「特定空き家」に指定される可能性も否定できません。特定空き家とは、国土交通省の下記の基準によって定められた空き家のことです。
(イ) そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態 (ロ) そのまま放置すれば著しく衛生上有害となるおそれのある状態 (ハ) 適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態 (ニ) その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切である状態引用:国土交通省 |
市町村の警告を無視し、放置したままの空き家は「特定空き家」と認定されます。認定された場合、固定資産税の特例が受けられないなどのペナルティが発生します。
庭の雑草を放置していると「危険」「衛生上有害となる」「周辺の生活環境によくない」などと判断される可能性があるでしょう。
空き家の雑草対策方法
庭の雑草はすぐに生えてくるため「抜いてもキリがない」「遠方に住んでいるから何度も通えない」と、頭を痛めている方も少なくありません。空き家の雑草対策としては、以下のような方法があります。
- 除草シートを敷く
- 砂や石を設置する
- 除草剤を使う
除草シートを敷く
除草シートは、土に直接日光が当たるのを遮断することで、雑草が生えるのを防いだり、ペースを遅くしたりするシートです。雑草が生えるのを抑えたい場所にシートを貼って、ピンで止めるだけです。隙間なくシートを引き詰めることで、雑草が生えるのを遮断できます。
除草シートの費用相場は、50平方メートルあたり3万円以上です。シートは日光や雨、風で劣化します。交換のたびに費用が発生し、労力もかかりますが、雑草が生えてくるのをある程度防げるでしょう。
砂利や石を設置する
庭に土がむき出しの状態になっている場合は、庭に砂利や石を敷き詰めるのも効果的な方法です。除草シートと同じく、砂利を敷くことで日光が土に直接当たるのを避けられるので、雑草が生えてきにくくしたり、成長のペースを遅くしたりできます。砂利や石を設置する際は、まんべんなく敷き詰め、土がむき出しになっている部分がないように注意しましょう。
砂利や石は劣化することがなく、費用もリーズナブルです。できるだけ、安いコストで抑えたい方にも向いています。しかし、雨風によって砂利や石が出てくる可能性もあり、雑草を完全に遮断するのは難しいでしょう。
除草剤を使う
除草剤を使用して、草が生えてこないようにするのも効果的な対策方法です。除草剤は、ホームセンターでも安く購入できます。さらに即効性もあるため「すぐに雑草対策をしたい」という方にも向いています。除草剤を選ぶ際は、雑草の種類に適した除草剤を選ぶことが大切です。
ただし、除草剤を使用した場合、土の中に住んでいる微生物も一緒に死滅するデメリットもあります。「将来的に庭に花や野菜を育てたい」と考えている場合は、使用する前によく考慮しましょう
管理が難しい場合は「空き家管理サービス」という選択肢も
「遠方に住んでいる」「忙しい」「庭を管理する体力がない」などの理由で、空き家の庭の管理が難しい場合もあるでしょう。空き家の管理が難しい場合は「空き家管理サービス」という選択肢もあります。本項目では、空き家サービスの内容や除草を依頼する場合の相場について解説していきます。
空き家管理サービスとは
空き家管理サービスとは、空き家の管理が難しいオーナーに変わって管理をするサービスのことです。サービス内容にはいろいろなものがありますが、大きく分けると内部巡回と外部巡回に分かれます。内部巡回とは家の中の管理もするサービスのことで、掃除や管理修理、水漏れチェックなどがあります。
外部巡回は、庭のチェックや郵便物の管理、定期訪問などのサービス内容です。「外部を管理したい」という場合は、外部巡回のサービスを検討できます。外部巡回のセットでは、庭の状態をチェックするだけで実際に除草する場合はオプションになることもあります。
空き家管理サービスの除草相場は?
空き家管理サービスで除草を頼む場合、1回で5,000円以上すると思っておいた方がよいでしょう。空き家管理サービスの除草サービスを受けたい場合、外部巡回の相場は月1回の訪問で5,000円〜10,000円です。
オプションで除草を頼む場合費用は庭の広さや、程度によって異なりますが5,000円以上かかることが多いです。庭の管理を目的に空き家管理サービスを頼むのであれば、外部巡回の内容を確認し、除草をつけた場合の費用を計算することを忘れないようにしましょう。
管理できない空き家は有効活用!「フリーノベーション」がおすすめ
「空き家の雑草管理だけでも大変なのに、家全体の管理のことを考えるとげんなりする……」「空き家管理サービスの仕事を任せる費用が負担に感じる」と思っている方は、フリーノベーションをご検討ください。
フリーノベーションとは、空き家を所有しているオーナー様と、弊社との間で契約を結び、弊社がオーナー様の代わりに空き家の管理・運営をするサービスです。
管理の中には、庭の雑草はもちろん、家の修理やリノベーションも含まれます。オーナー様と契約後、空き家の立地条件や建物の状態、間取りなどを考慮して活用方法を決めます。例えば、賃貸経営、シェアハウス、民泊、カフェなどの活用方法です。計画に従って、空き家をリノベーションし、運営します。
空き家のリノベーションや運営に必要な費用、労力は弊社が負担し、オーナー様の負担は一切ありません。毎月安定した家賃収入が得られます。
空き家を管理する費用やノウハウがなくても、簡単に賃貸経営を始められるので、不要な空き家を抱えているオーナー様にとってはメリットの大きいサービスといえるでしょう。
空き家の雑草管理は負担も大きい! 使わない場合は早めの活用がおすすめ !
近隣とのトラブルを避けるためにも、物件の価値を下げないためにも、特定空き家にならないためにも空き家の雑草の管理も重要です。雑草対策のためには、除草シート、砂利と石、除草剤の利用を検討するとよいでしょう。空き家の雑草だけでなく、外部の管理は郵便物の管理、壊れた場所の修繕、ゴミの片付けなども含まれます。
さらに、換気をよくしたり掃除をしたりする内部の管理も欠かせません。空き家の管理が難しいときには、管理サービスの導入を考えましょう。
使う予定のない空き家の場合は、早めの活用がおすすめです。費用面が不安な方は、「負担ゼロ円」で空き家活用ができる「フリーノベーション」を検討してみてください。無料査定も承っていますので、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせください。