古民家の掃除方法! 天井・屋根裏など場所別のやり方や効率的な方法もチェック!

「古民家の掃除は難しそう」と感じる方もいるでしょう。古民家を掃除する場合、場所ごとの掃除方法やコツを理解しておくと効率的に進められます。今回は、古民家の掃除のやり方や注意したいポイントを詳しく解説します。古民家を持て余している方に向けておすすめの活用方法も紹介しています。

 

古民家で掃除すべき箇所とやり方

古民家は木造建築のため、掃除するときにちょっとしたコツや、スキルが必要です。また、長年のゴミや埃、蜘蛛の巣、タバコの汚れなどが蓄積されていることも多く、ポイントを押さえて掃除をすると、ピカピカな状態に蘇ります。ここでは、古民家で掃除すべき箇所とやり方を、具体的に解説します。

 

天井・梁

天井と梁など、高所の掃除は、ハシゴを使って掃除します。ハシゴを使用する際は、転落を防ぐために「下が安定していること」「金具がしっかりとかかっていること」「3点支持(体の3点がハシゴに触れている状態)」などを確認してください。滑り止めやヘルメットの使用も、検討しましょう。

埃を除去するためにワイパーや掃除機などを使ってきれいにし、その後、天井用クリーナーや希釈したアルカリ電解水で拭きあげます。天井用クリーナーやワイパーは、ホームセンターで購入できます。埃が舞い散るのを防ぐために、養生すると便利です。

 

屋根裏

屋根裏は埃やゴキブリの死骸が溜まりやすい場所です。ネズミやネズミの巣、糞がある可能性も高いでしょう。溜まったゴミが、居間へ落ちてくるリスクがあるため、しっかりと掃除をすることが大切です。

屋根裏の掃除は、マスクとメガネ、グローブなどを装着し、埃やゴミから身を守りながら行います。集塵機を利用し、埃が空気中で撒き散らされるのを防御してください。ほうき、ちりとり、掃除機を使い、ゴミを乗り除きます。特に隙間に入り込んでいる埃は、掃除機で吸い取りましょう。

その後、天井と同じく埃をと除き、天井用クリーナーや希釈したアルカリ電解水でさっと拭きます。

 

古民家の畳の掃除は晴れた日に行いましょう。長年放置されている場合、隙間に埃が溜まっている可能性が高いため、畳を外して掃除します。外した場合は、番号などをつけて畳の位置を覚えておきましょう。

ハタキを使って、中に入り込んでいる埃やカビを落とし、表裏、掃除機をかけます。掃除機と同時に箒で掃くと、畳のツヤが蘇ります。雑巾で乾拭きし、天日干ししましょう。畳を干している間、畳の下の床も掃除しておくのが効率的です。

 

柱は、タバコの煙や長年の埃、木から出たアクなどの汚れが蓄積している可能性が高く、カビが生えていることもあります。木の味わいを取り戻すために、慎重に作業を進めたい場所です。

まずは雑巾で水拭きし、汚れがひどいところは希釈したアルカリ電解水で拭いたり、白木漂白クリーナーを使ったりしましょう。ひどい汚れは、サンドペーパーでこすることもできます。柱の隙間に虫がいる場合は、熱湯をかけて虫対策をしてください。

仕上げに米ぬかを使って磨き、ツヤを出す方法があります。綿でできた袋に米ぬかを入れ、水をつけずにやさしくこすります。米ぬかが手に入らない場合は、米のとぎ汁を雑巾につけて固く絞り、拭きあげましょう。

 

欄間

古民家の畳の部屋には、凝った彫り物の施された、欄間があることが多いでしょう。欄間は、埃が溜まりやすい場所です。長年かけて溜まった埃で、欄間のデザインがすっかり見えなくなっている可能性もありますので、きれいに埃をとってあげましょう。

掃除機で、埃を吸い取り、汚れている場所を拭き取ります。その後、希釈したアルカリ電解水や、米のとぎ汁などを使って、磨きましょう。繊細な彫り物が施されている場所なので、やさしく、ていねいな作業を心がけてください。

 

古民家のカビ対策

長年放置されていきた古民家は、風通りも悪く、湿気がこもりやすい状態です。また、木材や畳など、カビが生えやすい材質でできているため、掃除の後はカビ対策を徹底的にしなければなりません。

まずは、しっかりと風通りをよくすることと、除湿機を設置することで対策しましょう。特に風呂場や洗面所などの水回りは、湿気がこもりやすいので、換気扇の設置を考慮してください。掃除の後、壁や、床、畳などに防カビ剤を塗布しましょう。防カビ剤を塗布するときには、木材や畳に対応しているか確認することも忘れないでください。柱や梁などの木材は、防カビ効果のあるコーキング剤を塗布すると、カビの繁殖を抑えられます。

 

古民家の掃除は業者に依頼するのも1つの手

古民家の掃除は、業者に依頼するのも1つの方法です。放置された古民家や長年掃除をしていない古民家を掃除するのは大変です。現在の家と構造が異なり、独特の材木で建てられていたり、細かな細工が施されていたりすることも多く、1つひとつの作業に時間と労力がかかります。梁や天井など、高い場所での作業も多く、転落などの危険も伴うでしょう。

掃除のプロに依頼するなら、専門的な技術や道具を使って、古民家を徹底的に掃除してもらえます。依頼するときは、古民家に特化した業者や実績のある業者に頼みましょう。費用は、古民家の場所や大きさ、住んでいるか空き家かによって異なります。古民家の場合、汚れがひどく、部屋数も多いため、10万円以上かかる可能性もあるでしょう。業者に委託する場合は、何件かに見積もりを取ってもらうことをおすすめします。

 

不要な古民家にお悩みの方は「フリーノベーション」がおすすめ

古民家の掃除をした後で、どうやって活用しようかと悩んでいる方は、費用も手間もかけずに古民家を活用できる「フリーノベーション」を検討してみてはいかがでしょうか?

フリーノベーションとは、弊社と賃貸借契約を結び、預かった古民家を弊社がリノベーションしてシェアハウスや民泊など賃貸経営するというサービスです。リノベーションにかかる費用は、弊社が負担します。実際に、ボロボロだった古民家の材木を活かしてきれいにリノベーションしたり、天井や梁を上手に生かして改装したりなど多数実績があります。

古民家の掃除はもちろん、リノベーションや運営について悩む必要がなくなりますので、ぜひ検討してみてください。

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古民家の劣化が進む前に、早めの対策を!

古民家は放置すると、汚れやカビの状態がどんどん悪化し、物件としての価値が下がってきます。しっかりと掃除やカビ対策をして、手入れの行き届いた状態にすることが、大切です。掃除にはコツが必要ですが、ポイントを意識して、ていねいに作業をすることで、美しい状態に戻ります。一方で、古民家の掃除は、労力と時間がかかるだけでなく、一部危険な作業もあるため、自分でするのに抵抗があるかもしれません。掃除やその後の活用方法について悩んでいる場合、フリーノベーションを検討してみるのはいかがでしょうか?リスクがなく手間も費用もかかりません。気になった方はぜひお気軽にご相談ください。

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