昭和の家が “暮らすように旅する” 大人向け民泊に。自然と会話が弾む「和氣会々野方」
築年数が経過した住宅や、しばらく使われずに残っている物件を所有されているオーナー様の多くは、建物の老朽化や修繕費用の増加、そして“今後どう活用すべきか”という判断に悩まれています。外壁や設備の劣化、間取りの古さ、断熱・配管の問題など、一つひとつは小さな課題に見えても、それらが積み重なることで「貸すにも売るにも踏み出せない状態」になってしまうケースは少なくありません。
しかし、建物は適切に手を加えることで、新たな役割と価値を得ることができます。特に近年では、古い建物を活かした宿泊施設や住居運用の需要が高まり、「取り壊すしか選択肢がなかった物件」が、むしろ魅力ある空間として再評価されるケースも増えています。
私たちは単なる修繕ではなく、“収益化まで見据えた建物再生”を行い、築古物件が再び選ばれる存在になるようサポートを続けてきました。本記事では、その具体的な再生事例とともに、価値向上のプロセスをご紹介いたします。
物件の活用にお悩みのオーナー様は、ぜひ一度ご相談ください!
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◆ 物件名:和氣会々 野方
◆ 築年数:1975年
◆ 構造:木造2階建て
◆ 広さ:60㎡
◆ 所在地:中野区若宮
依頼の流れ・現地調査
昭和に建てられた日本古来の住宅で、経年劣化による床のきしみ、壁や内装の剥がれ、水回りの老朽化など、住居としてはかなり厳しい状態にある物件でした。しかし建物の構造は比較的しっかりしており、「壊すには惜しい」という判断から、全面的なリノベーションによる再生を検討しました。

現地確認では、梁や柱、床の骨格は保存可能なレベルでありながら、 内装や生活インフラ(キッチン、浴室、配管、断熱等)が現代の生活水準に合っておらず、 このままでは「貸す」「宿泊用途に使う」「人を入れる」などは、どれも難しい状況でした。
まとめると
- そのまま住居としては難しい
- 構造や骨格は再利用可能
- 内装やインフラ等を全面改修リノベが必須
エリア特性・コンセプト
物件がある中野区・野方エリアは、住宅街の落ち着いた雰囲気と、商店街や地域の暮らしが残るローカル感が魅力です。
また、西武新宿線で都心へのアクセスが良好なため、「都会すぎず、田舎すぎず」というバランスが取れた立地。こうした地域特性は、短期宿泊・マンスリー利用・長期滞在など、多用途の活用を可能にします。
今回は、エリア特性として「観光地の真ん中ではなく、少し生活に近い場所に泊まりたい」というニーズが見えると判断し、「観光だけで終わらない滞在時間」をテーマに設計。旅先から戻った後も自然と集まっておしゃべりしたくなる空間、清潔感と解放感のある拠点づくりを意識しました。

施設としての強みをまとめると、
- 日本特有のローカル感が◎
- 都心へのアクセスが良い
- 多様な用途に対応した空間づくり
といった部分を意識しました。

ビフォー/アフター
「観光だけで終わらない滞在時間」をテーマとして、リビングダイニングはバー風カウンターキッチンの設置や、寝室を分けたレイアウト、ワーキングスペースの確保など、大人数、複数グループでも長期・短期に関わらず、楽しめる空間ができあがりました。「観光後にリラックスできる」「プライベート空間も用意」といった、宿泊する時間も充実できる仕様に。
・ダイニングキッチン
木とアイアンを基調とした洗練された内装とカウンターキッチン、また帰宅導線にダイニングキッチンを置くことで、人々が自然と集まる設計に。友人同士や大人のグループ旅行を想定し、お酒や食事を囲みながら、夜遅くまで会話を楽しんでもらえるような空間を意識しました。
基本的な家電や調理器具も揃っているので、料理を作りながらの会話も弾みます。

また、壁には遊び心ある手書き周辺マップも。
カフェや飲食店、観光地紹介など、情報満載&かわいいデザインで写真映えスポットにもなっています。

・ベッドルーム
グループ滞在でも快適に過ごせるよう、部屋を分けた間取りに。友人同士や大人数でもプライベートな時間をしっかり確保できる点が特徴です。

内装は、木の質感を活かした落ち着いたデザイン。慣れない旅先での疲れや、夜遅くまでワイワイした後も、静かに眠れる環境を整えられるよう、清潔感と解放感を意識しています。
・ワーキングスペース
昨今は、旅先で仕事をする方も少なくありません。そこで本物件では「仕事がはかどる滞在」も売り出しポイントに。

独立したワーキングエリアを設け集中できる空間を確保し、高速Wi-Fiも完備しているので、リモートワークやオンラインミーティングにも対応可能です。
観光を楽しみながらも、自分のペースで仕事や作業ができる、オンとオフの切り替えがしやすい環境を整えています。
ココミンカの活動
ご自身で所有されている古い住宅。あるいは、相続されたままの手つかずの家。
「老朽化している」「修繕費用がどれくらいかかるか分からない」「貸したり売ったりするのは不安」――こういったお悩みを抱えているオーナー様は多くいらっしゃいます。
弊社の「フリーノベーション」はそうした物件を対象に、オーナー様の初期コスト負担をゼロにし、弊社がリノベーションを実施。その後の運用・管理も含めて請け負うことで、オーナー様には「手間なく収益化」を実現していただきます。
「古い住宅=資産価値がない」という常識を覆す、「古民家を現代の価値にアップデートする」道を、弊社はご提供します。
まずは一度、ご相談ください。
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