古い家の湿気対策! 湿気の原因とすぐ対応可能な対策方法や費用なども解説
古い家には、湿気が溜まりやすく、湿気対策が必要なのをご存じでしょうか?そこで今回は、古い家に湿気が溜まってしまう原因とすぐにできる湿気対策について、詳しく解説します。湿気は家のカビ臭さの原因ともなってしまうため、今回の記事を参考に早めの湿気対策を行いましょう。
【湿気の原因】古い家には湿気が溜まりやすい?
古い家に使われている住宅の素材は、調湿機能のある木材や漆喰で、伝統工法の造りから湿気を逃す工夫がされています。風通しもよい造りなので、古い家は湿気に強いのが一般的です。しかし、なんらかの理由で風通しが悪くなってしまっている場合などは湿気が溜まりやすい環境になってしまうこともあります。
また、古い家は、石場建てで床下は土のままであることが多いです。床下に土が剥き出しの状態なので、床下から湿気が入り込んでしまうことが、湿気が溜まる原因になります。
湿気は、カビの繁殖や家の傷みの原因ともなるため、少しでも湿気が気になる場合は、対策を行いましょう。
【床下】古い家の湿気対策方法
古い家の床下でできる湿気対策には、以下のようなものがあります。1つずつ詳しく解説します。
- 床下に防湿シートを敷く
- 調湿材を敷く
- 防湿土間コンクリートで隙間をなくす
床下に防湿シートを敷く
地面からの湿気をシャットアウトするには、防湿シートがおすすめです。費用相場は、1坪あたり1万円程度、一般的な戸建て住宅で総額10〜20万円程度とコストパフォーマンスも優れています。
ただし、防湿シートは、床下全面に設置しないと効果が薄く、部分的な施行には不向きです。
また、土地の水はけが非常に悪い場合、湿気対策が逆効果になってしまう可能性もあるので注意しましょう。
調湿材を敷く
調湿剤によって、湿度をコントロールする方法もあります。調湿剤は湿度が高いと吸収し、湿度が低くなると放出するため、適度な湿度を保つことが可能です。
費用相場は、1坪あたり1〜3万円程度、一般的な戸建て住宅で総額10〜30万円程度となります。調湿剤の素材は、主に木炭やゼオライト、シリカゲルなどが用いられています。調湿剤の効力・持続性は、商品や原料によって差があるので、注意が必要です。
防湿土間コンクリートで隙間をなくす
防湿土間コンクリートは、床下に防湿シート・フィルムを敷き、その上から土間コンクリートを施工する方法です。コンクリートを施工することによって、露出した土部分と床下の隙間をなくせるので、湿気を防ぐことができます。
しかし、防湿シートや調湿材と比べて費用が高額になってしまうのが難点です。防湿シート・フィルムの費用は、シートの表面に施す処理の方法によって異なり、コンクリート打設は20~40万円程度の費用がかかります。
【すぐできる】湿気対策方法
ここまでで紹介した古い家の湿気対策方法は、ある程度大がかりな作業が必要なので、なかなか実践できない方も多いでしょう。ここでは、すぐにできる簡単な湿気対策方法を紹介します。
- こまめな換気
- 除湿をする
- 結露対策をしておく
こまめな換気
すぐにできる簡単な湿気対策は、「こまめな換気」です。換気のポイントは、2か所以上の窓をあけること。2か所以上の窓を開けることで、空気の流れをつくることができます。
換気を行わないと、空気が滞留してしまい、室内の温度や湿度が高くなってしまうので注意が必要です。
窓の位置などの関係で上手く空気の入れ替えができない場合には、扇風機やサーキュレーターを利用して空気の流れをつくりましょう。
除湿をする
「部屋の除湿」もすぐにできる湿気対策方法です。エアコンの除湿機能や除湿器を設置することで、湿度を下げることが可能です。
また、特に湿度が高い場所には、ホームセンターなどで手軽に手に入れることができる除湿剤を置くことをおすすめします。除湿剤には、据え置きタイプやシートタイプなどさまざまな種類があるため、設置する場所に応じて適した除湿材を選びましょう。
もし、除湿剤が手元にない場合には、掃除にも活用できる重曹でも除湿することができますよ。
結露対策をしておく
結露は、室内外の温度差が大きい場所に発生し、放置してしまうとカビが発生する原因ともなってしまいます。そのため、湿度対策には「結露対策」が必須です。
最も簡単な結露対策は、湿気対策のひとつである部屋の換気です。部屋の換気以外にも、結露の出やすい窓・壁に、利用できる結露防止グッズもあります。窓の結露防止シートや結露防止機能のある壁紙、結露防止スプレーなど、結露防止グッズにもさまざまな種類があるので、設置する場所に応じて適した商品を選びましょう。
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古い家の湿気は、不快感があるだけでなくカビの発生の原因ともなるので、しっかりと対策を行う必要があります。しかし、古い家の湿気対策には手間もお金もかかってしまうため、「古い家を手放したい」と考える人も少なくありません。もし、古い家を手放したいと考えているのなら、弊社の「フリーノベーション」をご活用ください。
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古い家は湿気対策が必須! 早めの対策がおすすめ
古い家の床下は、土が剥き出しの状態なことがほとんどなので、床下から湿気が入り込んでしまうことで湿気が溜まる原因になります。湿気は、カビの発生の原因となるだけでなく、家を傷ませる原因ともなるので、しっかりと対策をする必要があります。
今回紹介した湿気対策を駆使して、湿気が溜まりにくい環境をつくりましょう。もし、古い家を持て余してしまっている場合には、弊社の「フリーノベーション」の活用もご検討ください。無料査定も行っていますので、迷われる方もぜひお気軽にご相談ください。