手を付けられずにいた空き家が課題整理で“収益資産” に! 今や予約が絶えない和モダン施設「ERA 1927 Koenji」

長く所有している物件や、使わないまま空き家となっている住宅を前に「活用したいけれど、どこから始めればいいかわからない」「リフォームすべきか、売却すべきか判断できない」——そんな不安や迷いを抱えているオーナー様は少なくありません。

築年数の経過による劣化、古い間取り、陳腐化した設備。放置期間が長くなるほど資産価値は下がり、将来売却時の不安も大きくなっていきます。

しかし、活用方法と改修の方向性を整理し、“やるべきこと”を明確にすれば、物件は再び価値を持つ資産へと生まれ変わります。
弊社では、数々の築古物件や相続物件を、「泊まれる場所」「求められる空間」「選ばれる滞在先」へ再生してきました。
今回ご紹介する事例も、「手をつけられず、ただ所有していた築古物件」が、宿泊施設として価値を取り戻し、安定収益を生む資産へと変わったプロジェクトです。
本記事では、その再生プロセスをご紹介いたします。

物件の活用にお悩みのオーナー様は、ぜひ一度ご相談ください!
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物件詳細情報

◆ 物件名:ERA 1927 Koenji
◆ 築年数:1983年
◆ 構造:木造2階建て
◆ 広さ:114㎡
◆ 所在地:杉並区高円寺南

 

依頼の流れ・現地調査

この物件は、もともとご家族が暮らしていた戸建住宅。しかしライフスタイルの変化により誰も住まなくなり、数年にわたり空き家として放置されていました。

建物自体はしっかりとした造りでしたが、

  • 壁紙や建具の劣化
  • 水回り設備の老朽化
  • 収納や動線の使い勝手の悪さ

など、現代の居住ニーズや宿泊基準とは合致しない状態。このままでは賃貸・売却どちらも難しく、改修が不可欠でした。

一方で、

  • 良好な採光
  • 十分な空間ボリューム
  • 周辺環境

といったポテンシャルは高く、適切な改修と用途転換により価値が再評価できる物件だと判断しました。

オーナー様は「手放すか、活用するか、判断できずに数年が過ぎてしまった」と話されていましたが、ヒアリングと現地調査によって再生方針を整理できたことで、方向性が明確なったとのことでした。

 

エリア特性・コンセプト

物件が位置する高円寺(東京都杉並区)は、古着店や個性的なカフェ、ライブハウスが集まる独自の文化が根付いた街。商店街の利便性と、少し離れれば静かな住宅街が広がる住みやすさも兼ね備えています。
さらに、新宿まで乗り換えなし10分圏内という立地から、観光客や海外からの長期滞在者をはじめ、居住地としてファミリー層にも人気の高いエリアです。

こうした背景から、宿泊施設としての運用適性が高いと判断し、既存の魅力は残しつつ、快適性・居住性を強化するリノベーションコンセプトを設定しました。

ポイントは以下5点。

✔︎ 複数名滞在を想定したベッドレイアウト
✔︎ 清潔感ある水回りと広々としたキッチンへ刷新
✔︎ 長期滞在にも耐えうる収納・設備配置
✔︎ 写真映えする落ち着いた空間デザイン
✔︎ 家族・グループ利用向けの共用リビング導入

その結果、「ただ泊まる場所」ではなく、“滞在そのものが体験になる宿”  として、ファミリー層・訪日客を中心に予約が入りやすい施設へと生まれ変わりました。

 

ビフォー/アフター

・解体

まずは、壁・天井・床材を取り払い、柱や梁などの建物の構造部分だけを残すスケルトン状態に。古い配管・配線も露出させ、安全に新しい設備を導入できるよう下準備を行います。

この工程を経て、快適性とデザイン性を両立させた新たな空間づくりがスタートします。

 

・リビングダイニング

家族向けというコンセプトに合わせた、大人数でもゆったり過ごせる快適なリビングダイニング。

1階は、モダンな雰囲気が漂う落ち着いたダイニング。広いテーブルとゆったり座れるチェアが揃い、会話が弾む心地よい時間を演出します。空間全体に温かみと上質さをもたらし、特別なひとときをさらに引き立てます。
2階は柔らかな自然光が差し込む開放感のある雰囲気。大型ソファで仲間や家族とまったり過ごし、旅の疲れを癒せるような設計になっています。

 

・ベッドルーム

家族やグループでの滞在を考慮し、ダブルベッドを中心にレイアウト。温かみのある照明と障子が柔らかな雰囲気をつくり、旅の疲れをしっかり癒やせる空間に仕上げました。

また、民泊は外国のお客様も多いので、畳や障子、木の質感を生かした和モダンなデザインで、日本らしさを感じていただけるような工夫もしています。

 

・キッチン

キッチンは温かみのある木目のカウンターと障子窓が調和した、和モダンな雰囲気が魅力です。

コンパクトながら必要な備品を揃え、調理スペースも確保されたデザインは、初めてでも迷うことなくお使いいただける仕様に。お子様連れや長期滞在の方は、自炊をされる方も多いので、キッチンの使いやすさやデザイン性は重要なポイントです。

 

ココミンカの活動

ココミンカでは空き家活用サービスを提供しており、日々様々なご相談を承っております。

築古物件をお持ちのオーナー様の中には、

  • 活用したいが方法が分からない
  • 修繕費の見通しが立たず動けない
  • 相続したが負担だけが増えている

といったお悩みを抱える方が多くいらっしゃいます。

弊社サービス「フリーノベーション」では、オーナー様の初期費用負担ゼロで物件を再生し、宿泊運営まで一貫してサポートいたします。
建物を綺麗にするだけではなく、「地域に受け入れられる価値づくり」「利用者が安心できる運営体制」まで含めて、物件の未来を再設計するサービスです。

資産価値が下がり続ける前に、ぜひ“活用”という選択肢を考えてみませんか。

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